膨大妄想の天体暗示

 

初夏の風薫る季節、新緑を貪る毛虫が収穫したハーブを食べているのを確認しました。日が長いので夕方は軽く走っていますが、部活自粛だった学生たちとよくすれ違う傍ら、ゆっくりと自粛ムードが解消されているのを感じました。

 

夕日はこの時期特有の、黄砂の入り混じる黄色の夕日が見られます。日没が恐らく一年で最も遅い季節ではないでしょうか。

 

日没の頃、雲がない日は金星が南のやや高い空に出始めると他の星座の並ぶ列やトランジットが肉眼でよく見えます。

夜もふけると春の星座たちが低い位置で惑星の軌道とリンクします。

本日しし座の月にちなんでの星座の話ですが、そばにカラス座があるのをご存じでしょうか。

 

あらゆる鳥が発情期を迎え、ウグイス、ホトトギスや夜にはフクロウ、

夏になるにつれてカラスの発情期が訪れます。

現代の星占術では忘れられかけていますが、カラス座にはしし座やおとめ座のグループに干渉するだけの力があります。というのは西欧絵画では古くから智天使が黒い羽根で描かれており、この世に追放されたアダムとエヴァが生命の樹へ近づけないのは今でもこの智天使のケルビム、別名をプッチーといいますが、彼が炎の剣とともにいるからだとされています。

また現在、モーゼの十戒で知られるユダヤ教の契約の箱の上には、このプッチーが形どられた金細工がついています。

 

興味深いのは、春の星座にこの黒い羽根の赤ん坊プッチーがいるということです。まず星空は西洋を発祥とする神々の名で構成されています。

 

キリスト教はユダヤ教以前に、エジプトで高度な占星術士が星空からヒントを得て神話になったものをベースに書かれています。太陽神を軸に、夜の神々が描かれているのがその証拠です。

古代ピラミッドによる高い性能の星空観測がルーツの星空を私たちは見ています。

 

そしてキリスト教は冬の星座を模した書物といわれています。

物語中の数字からも読み取れますが、中でも最もわかりやすい表現が祭日です。最も一年で日が短くなる、つまり太陽が死ぬ冬至を受難の日とリンクさせた太陽信仰。4月の復活祭では五行でいう春分の日以降日が長くなっていく太陽の復活を意味しているというのがキリスト太陽説です。

 

もっともキリストがそれだけの意味で降臨したとは思いませんが、とても偉い事業を成し遂げた人だったのではないでしょうか。

 

というわけで、話を戻すと春の星座にカラス座がいるのは、なんだか深追いすると迷宮入りになりそうです。

 

 

膨大妄想はこの辺にします。

 

さて

 

では今週のホロスコープのチャートを見ていきます。

 

2020年5月27日 

 

----- each other (Planets)

----- Placidus System

 

 

 

 

全体は山羊座に木星、土星、冥王星があるので相変わらずの保守的な流れです。

双子座の金星、水星は、専門的なことを頭で計算してばっちり計算が合っているような頭脳の明快さを暗示します。

 

ただし気になるのが、逆行している金星、木星です。

木星は土星を守護性とする山羊座から動きません。これは、現実を全く知ろうとしない娘に対して、債務の請求書がなだれ込むというようなニュアンスです。

金星は読んで字のごとく金にまつわる喜ばしい天体ではあります。しかし、木星というのはそれを非現実的に拡大することを望みます。本来、ゼウスの娘である木星ジュピターですが、他の惑星と比べるまでもなく体が大きいので大量消費を必要とします。

それは現状に満足しやすいがゆえに膨大妄想ばかりして現実逃避をしている姿に見えます。

そこに、現実である土星が軌道にリンクすることでうまく軌道修正をしていきます。土星は現状に満足というか、現状そのものを意味します。

土星の英名サターンとは「時の流れ」のシンボルです。山羊座にはまた、再生のシンボルである冥王星がいます。

 

古いシステムは良いものだから、良いものは直して使うというニュアンスです。

 

 展開はこういった事情です。

精神のリノベーション工事が7月まで続きます。

 

そしてお気づきの方もいると思いますが、月がしし座に入るというタイミングで土星水瓶座と良角度になります。

これは水瓶座という風の属性＝「知」の時期が太陽が双子座にあることで双子座＝「智」の象徴である同じ風の属性とミックスしています。

 

双子座のように、引き算を得意とする智性が土星とミックスしていくことがたまに起こります。

 

智に働けば角が立つ。と、かの文豪は言いましたがまさにそうです。

多くの人が信じていることですが、理性にのみ神が宿ります。

 

水瓶座のいう知性とは神性＝理性であり、理性とは損得の基準である気がします。

 

損得を基準にするから、人は足し算の理性を良いものとしてすべてをエゴイストに選択して経済が回ります。

 

 

 

しかし残念なことに、水瓶座のいう理性は妄想の領域がほとんどを占めているといいます。魚座に続く12星座最後の「夢見る力」の泉が水瓶座なのも、全体の中でうまくできています。

ですが、すべての人の中の理性には水瓶座のような宇宙的なビジョンはありません。ギリシャ神話では、水瓶座は美少年ですのでうぬぼれたナルシストとして描かれます。スイセンの花の由来にもなった星座です。

 

 

ふと気づいたんですが、Ｇａｃｋｔにも魅力はありますがやはりああいう人とは付き合いたいとは思わないというのが一般的な世情というか心情理解です。（彼の誕生日は知りませんが）

 

その点、双子座の宿命である智性の理性は、12星座中最強ともいわれています。。。その理由はなぜか未だによくわかりませんが・・・

 

 

西欧でいうGemini、つまり双生児、ツインソウルですが彼らは常にこの世とあの世を、シンクロニシティとパラレルワールドを行き来しているともいえます。

 

 

今日はそういう核心的なことを書いています。

 

 

 

 

 

 

シンクロニシティの話が出たので書きますが、よく江原さんのような方々がいいます。大事故、災害、死別、すべては起こるべくして起きた必然なのだと。

偶然の世界と、必然の世界が常に平行に対生している、ということがこの地球の最低限の条件のような気がします。

 

 

生物学者の福岡伸一さんという方も、動的平衡性について論文をわかりやすい文庫にして刊行し、論文は前代未聞のベストセラーにもなりました。

 

・動物と非動物とのちがいはなにか？

・動物はなぜそこに宿るか？

 

など、誰もが当たり前と思っていることの多くを、動的平衡という言葉で論じられています。動いていると同時に、静止している。面白い世界なので、気になる方は読んでみてください。

 

 

 

あるのに存在しない、存在するのにいない、という世界観。

 

それを禅の思想で「空（くう）」と呼びますが

 

修行にもよると思いますが、知性が智性になるには経験がいるようです。

 

 

煩悩即ち理性、これは智性となりうる。

 

そんなことをいったお坊さんがいたようないないような、まいいか。

 

 

 

 

智の話の続きで、最後にこんなのを上げてみます。

 

 

 

 

天使の９階級

 

 

 

これはwikipediaを参照。

 

 

確か、天使は階級があると聞いていたので昔からどの天使がどういう行いに派遣されているのかは何となく調べてきました。

 

 

 

（主にウキィペディアより）
1.熾天使（してんし：セラフィム Seraphim）
「天使の階級」では最上位。三対六枚の翼を持ち、2つで頭を、2つで体を隠し、残り2つの翼ではばたく。ヤハウェ神への愛と情熱で体が燃えているため、熾（燃える、などの意）天使といわれる。
天使長ミカエル、ウリエル、ルシファー（サタン）

2.智天使（ちてんし：ケルビム Cherubim）
「天使の階級」では第２位に位置づけられる天使。創世記によると、主なる神はアダムとエバを追放した後、命の木への道を守らせるためにエデンの園の東に回転する炎の剣とともにケルビムをおいたという。
ガブリエル、堕天前のベルゼブブ

（エゼキエル書 第10章)
これがすなわちわたしがケバル川のほとりで、イスラエルの神の下に見たかの生きものである。わたしはそれがケルビムであることを知っていた。これにはおのおの四つの顔があり、おのおの四つの翼があり、また人の手のようなものがその翼の下にあった。その顔の形は、ケバル川のほとりでわたしが見たそのままの顔である。おのおのその前の方にまっすぐに行った。

3.座天使（ざてんし：スローンズ Thrones）
「天使の階級」では第３位に位置づけられる天使。日本正教会ではギリシャ語から宝座と訳されている。名は「玉座」や「車輪」の意で、唯一神たる主の戦車を運ぶ者とされる。また、「意思の支配者（Lords of Will）」の異名も持つ。
ラファエル（？）

4.主天使（しゅてんし：ドミニオンズ Dominions）
「天使の階級」では第４位に位置づけられる天使。名は「統治」「支配」の意。神の威光を知らしめるため、様々な働きを担うとされる。また、そのシンボルは「笏」である。

5.力天使（りきてんし：ヴァーチュス Virtues）
「天使の階級」では第５位に位置づけられる天使。名は「高潔」「美徳」を意味する。実現象としての奇跡を司り、それをもって英雄に勇気を授けるとされる。キリストが天に召される時に、付き添ったのも力天使たちであるという。 また、カインの誕生の際に産婆の役目も務めたとされる。

6.能天使（のうてんし：パワーズ Powers）
「天使の階級」では第６位に位置づけられる天使。神の掟を正しく実行にうつす働きを司る能力の天使。神に対して加えられた侮辱をつぐなう方法を教える。

7.権天使（けんてんし、ごんてんし：プリンシパリティーズ Principalities）
「天使の階級」では第７位に位置づけられる天使。国家及びその指導者層の守護。国家の興亡。悪霊からの守護を司る。

8.大天使（だいてんし：アークエンジェルズ Archangels）
「天使の階級」では第８位に位置づけられる天使。天使の中でも神意を体現する偉大な天使という意味で大天使と呼ばれるようになった。しかし、厳密な位階が定義されているわけではなく、例えば神の御前の特別な居場所を持つ天使はたいてい大天使と解釈される。
ガブリエル、ミカエル、ラファエルを一般的に三大天使として、ウリエルを入れて四大天使といわれる。
また、「ファウスト」で有名なサタンの代役をも務める地獄の七大君主の一人であるメフィストフェレスも堕落したもとは大天使。

9.天使（てんし：エンジェルズ Angels）
「天使の階級」では第９位に位置づけられる天使。名もなき大多数の天使たち。

 

 

 

 

 

 

ハァそうですか。

今回冒頭で述べたケルビムは智天使ということで、記憶を頼りに書いていましたがどうやら同じことが書かれていました。

 

追加ではないですが蛇足的に付け加えるとしたら、天使によく似た天使そっくりの自称天使というのがサタンではないですが、肉体に悪い癖を残していくこともあるようです。そういう行為はサタンに餌をやるようなもので、やたらにエネルギーを消費します。

 

憑依しているとか、首が痛いとか、こっくりさんみたいな集団バイアスだとか、呪術、黒魔術とか占いの類にもこの偽天使はいるとか。いないとか。

 

 

多様性が謳われる世の中ですが、こうした経験を通して智性を習得し、ホンモノはどうなのかしっかり見極めていきたいものですね。

 

 

 

 

 

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