自由の女神と黒い鳥について

 

秋です。

 

様々な穀物が実りの時期を迎えます。

 

春から種をまいて育ててきたハーブがかなりの量になったので、収穫して保存しました。これらを使ってこれからまた種子をとり、来年同じように種をまきます。

 

縄文時代から日本人はそんな暮らしをしていました。

 

ハーブではなくても、栗や稲、実のなる植物を大切に保存して生きる糧にしています。

 

生きる糧といえば、労働のことを指します。

 

労働し汗を流すことでしか得られない喜びとともに、死別や病気などの他に類を見ないような悲しみを背負って、喜び50:悲しみ50のハーフ&ハーフでいのちの連鎖は続いていきます。

 

ある種は豊かに実り、それに遣える人は栄えて富を築きます。かといえば、ミレーの絵画のように落穂拾いをして生計を立てている人々もいます。

 

人のもつタイミングは常に流動的です。

同時発生した平衡世界を私たちは選びとる運命にあります。

 

良き運命を選び取るには、過去の例から学ぶことも多いといいます。

 

ですが良き運命だけを選び取ることはできません。

 

 

世界中に脅威をもたらした今回のコロナウイルスは、大量の自殺者を生んでいます。メディアは報じませんが、今年日本の失業者は6万に達したので、世界での比率は何百万人単位でのことでしょう。

 

 

ふいにこのような状況になっても、不可抗力という敵を味方に変えていったのが人類です。

 

 

日本では自然災害はすべて不可抗力という敵でしたが、お祀りして日常に浸透して今や祈りの聖地や神社になっています。

 

氷河期からわたしたち人類が築いてきたものがあります。

 

それは、同時並行した平衡世界を作れるということです。

 

病気のある人は、その不自由さから自由を得た別の世界をイメージし、また深い悲しみのある人は、喜びの歌を歌います。

 

教会でゴスペルというのがありますが、楽しいから歌っているのではないのがわかります。別に彼らが宗教的に覚醒しているから楽しそうだとか、悲しいけどああやって皆で気を紛らわしているわけではないでしょう。

 

ゴスペルという創造力には、選び取る運命を超えてすべての可能性に賭ける覚悟を感じてしまいます。

 

 

運命といえばあの人、そうベートーベンです。

 

今年は生誕250周年ということだそうです。

 

悲しみを歓喜に変えるために第九を書いたといわれています。

 

クラシック音楽は、歌詞やメロディが誰にでもわかるように作られており、感じた人の想いが誰に届けばいいかがはっきりしています。

 

バッハの旋律はその作り方がもう教会のような建築ですし、自然を描写した音楽家は鳥の声などを再現しています。

 

 

鳥の声というと、私はビートルズの曲「BlackBird」を思い出すのですが

、あの曲は「黒人を賛歌した歌」という風にビートルズ評論家の間では評価されています。

 

 

歌詞にある、夜に歌う黒い鳥は黒人を意味します。

 

奴隷で強制的に大陸移住、労働させられていたのが黒人でした。

 

力強く、でも声をひそかにして祈ります。

 

 

黒人のもつグルーヴによって、ブルースが生まれます。

 

日本の民謡にそっくりなブルースです。

 

むかしから、労働者と歌の関係は切っても切れないものだといわれています。

 

力仕事をするのには、掛け声やリズムが大事だからです。

 

えいや~とか、オーとか、ヨシっとか。

これらのリズムがブルースとなって、労働者の中で秘密で歌を歌っていた

ところから想像する音楽を「唄」と呼ぶのだと思います。

 

 

かつては白人のものだったクラシック音楽は黒人のグルーヴと併合してブジャズになりました。ジャズからロックは生まれます。

 

ブルースが民謡的なものだとしたら、ジャズはバンドでしょうから。

 

 

このように黒人には、独創的な血が流れているといわれています。

 

遺伝子情報ですが、黒人と日本人とあと一部の山岳民族にしかみられないYAP遺伝子(通称Y遺伝子)というのがあります。

 

これが人類起源のアダムとイヴの遺伝子だといわれていますが、アフリカ大陸から人類は発生しているので現代の科学では、イヴの遺伝子は黒人ではないかといわれています。

 

Yは男性性を、Xは女性性を表す遺伝子情報だそうです。

 

ここでは深く掘り下げませんが、詳しく知りたい方は検索してみてください。

 

アメリカ・インディアンと日本人の顔つきがそっくりです。

 

 

 

 

そういうわけで、黒人と日本人は遺伝子情報がそっくりなのだそうです。

 

 

確かに他国の民謡や純粋な黒人のブルースは、どこか懐かしい気がしますよね。

 

 

 

現在世界各国では様々な人種が共存共栄しています。

 

 

特に移民の組み合わせで出来た、アメリカ合衆国は黒人の割合がけた外れに多いです。アメリカのGDPのほとんどを賄うのが黒人種ともいわれています。

 

 

州で出来ている国、アメリカですが首都はワシントンD.C.で大陸の右端にちょこんとあります。

 

ワシントンの隣にあるバージニア州には国防総省があります。

2001年911で、テロリストにピンポイントで直撃されたペンタゴンです。

この事件でわかったのは、アメリカの防衛力がゼロだったということでした。

ふらっと蚊が飛んできて、プスッと急所を刺されてしまったような感じすらあります。コンクリートジャングルの中で虫よけスプレーすらしていないわけですから。ひたすらアメリカは恥をかきました。

 

 

建国以来、アメリカはあまりにも歴史がありません。

そういったところを突かれてしまうのは、アメリカの背負った十字架を見てもわかります。

 

 

建国時にフランスが送った「自由の女神」という聖マリアンヌ像がありますが、彼女がアメリカのシンボルというのは悲しい運命だといえます。

 

 

 

黒人の話に戻りますが、国防総省が出たので事実上の黒人の立ち位置というのを明確にします。

 

 

現在アメリカの牢獄で収容されている犯罪者のほとんどは、黒人種や移民の人種だといわれています。

 

黒人には経済的に貧困した貧困層や、天才すぎる人種が多いのも事実です。

 

市民が危険に晒されるのを未然に防ぐのが警察ですから、黒人犯罪者の取り締まりが常に厳しい目で行われています。

 

麻薬常習犯や、麻薬取引、麻薬使用での犯罪、といった闇のルートでのことだと実感がわかないかもしれません。

 

 

そこでアメリカは、メディア、教育、学術など様々な手段を使って市民にとって何が安全なのかを提案しています。

 

一人一人が銃をスーパーで買います。

 

数万円もあれば、銃が買える社会ですので銃が売れまくるように、めくるめく定置網のような手法で安全社会が作られています。

 

 

作られている、というのは国家による規制ではなく、一人一人の市民の安全意識を作られているのだと言い換えることができます。

 

それは、小さいころから黒人は犯罪者が多いという教育で深く教え込まれている意識、でもあります。

 

 

ここがキーポイントだと思います。

 

 

現在のアメリカでの最大の関心ごとはコロナかデモだとします。

 

 

もし人々がデモによって国家の作った「常識を疑問視して暴動を起こす」のなら、それはBlackLivesMatter(黒人はみんな生きている運動)という名を掲げたでっち上げだといえます。

 

 

なぜなら、その常識を作ってきたのは市民自身だからです。

 

 

 

お分かりかと思いますが、アメリカは負の連鎖の中で「正しい自由を」といいつつ、もう片方の手では「正当なものを教育しよう」といっています。

 

 

つまりアメリカはアメリカのシンボルである自由の女神が、片手に炎という暴動を持っているのに対し、もう片手にはバイブルという正当な理由を持っている運命にあります。

 

 

 

右手のなすことを左手は知らず、という聖書の言葉があります。

 

悲しみの笑みを浮かべるのは聖マリアンヌ像です。

 

 

 

先住民を虐殺して大陸を統治したアメリカ人。

合衆国建立とは、なんという計算違いの計算だったのでしょうか。

 

 

 

さて、衆をたのんで権利を主張する愚かさを衆愚といいますが、力による変化を一体だれが求めているのでしょうか。

 

そしてそんな急激な変化に誰がついていくというのでしょう。

 

 

 

トップ画にもありますが、黒い鳥はいつも白い羽根とは限りません。

 

 

衆愚を客観的にみるとそういう図になりそうです。

 

 

「目隠しをして、弓矢をぶっ放つ。羽の生えた子どものような危なすぎる存在」が無意識下に背後の羽となりバイタリティになっているのではないでしょうか。

 

 

そんなことを考えていました。

 

ハーブと同じで、人の種はどこに撒いても人です。

 

 

 

 

 

 

精読ありがとうございました。

 

 YoutubeもSubscribeやComment頂きありがとうございます。

 

少しはスキルも上がったのか、否か。

 

昔よりは自己評価が低くなったのは確かです。笑

 

 

スキルの進展は神のみぞ知ることになりそうです。